こんばんわ。胆石症のぶしぇりーぬです。
コロナウイルスの感染者数は増え続け、ほんとは病院には行きたくないのですが、
今日は受診して薬をいただいてきました。
今日はチクチク痛むので、もう一度胆石について勉強してみました。
胆石症になりやすい人
もっとも頻度の高いコレステロール石ができやすい人の特徴として「5F」が知られています。
ポイント
「Fatty(太った)」
「Female(女性)」
「Forty(40歳代)」
「Fair(白人)」
「Fecund(多産婦)」
の頭文字で、そのほかにも糖尿病患者、血中コレステロール値の高い人なども注意が必要です。
胆石とは
胆石は、胆のうや胆管にできる石(結晶の集まり)のことです。
胆石の痛みは、「身をよじるほど」とか「うずくまってうめくほど」と形容されることから想像できるように、とても激しいものです。
胆石はどのようにしてつくられ、痛みを発生するようになるのでしょうか。
胆石ができる原因
高エネルギー、高コレステロールの食事を続けていると胆汁の中のコレステロールの量が増加します。
この結果、過剰なコレステロールが溶かされないまま結晶化して石になるのです。
この胆石は主成分がコレステロールなので「コレステロール結石」と呼ばれ、胆のう部分に出来ます。
胆石症の人の70%以上をこのコレステロール結石で占めます。
痛みのメカニズム
胆石がある程度の大きさになると、胆のうや胆管を傷つけたり、胆管を詰まらせることがあります。
すると炎症を起こしたり、さらに細菌感染を起こしたりすることで、激しい痛みが生じます。
腹から背中の部分の鈍痛や、疝痛発作と呼ばれる、のたうち回るような激痛に襲われたり、発熱や黄疸が見られる場合があります。
食べ過ぎたり脂っこい食事をした後、30分から1時間ほどで起こることが多く、右肋骨の下からみぞおちのあたりにかけて差し込むように痛みます。
胆道がん
厚生労働省研究班の調査から、胆石の既往がある人(胆石がある人)は胆道がんを発症するリスクが高いことが指摘されています
「薬で胆石を溶かす」
「内視鏡で胆石を除去する」
「手術で胆のうを摘出する」
薬で溶かす方法は治療期間が長く(一般に半年以上)、再発しやすいなどのリスクもあります。
胆石の予防
日本人に多いコレステロール胆石は、食事の洋風化が主な原因とされています。
胆石発作が脂肪分の多い食事をした後にみられることが多いことでも分かるように、脂肪分を制限した食事を摂ることが第一の予防法です。
脂肪の多い肉類や揚げ物などを続けてたくさん食べることで、胆汁のコレステロール濃度が非常に高くなり、結晶化して胆石ができやすくなるからです。
また、胆のうは食事をすると収縮し、胆汁を外へ押し出します。
反対に食事を抜いたりすると、胆のうが収縮しないため胆汁の濃度も高くなり、成分が結晶化しやすくなります。
そのため不規則な食事も、胆石を起こす原因の一つになります。
こうしたことから、予防のためにはまず自分の食生活を見直してみることが大切です。
・高カロリー食を続けてとらない…肉類は脂肪分の少ない赤身のものや鶏のササミにする、魚や野菜を多くとる、外食では揚げ物をさけるなど
・食事時間を守る…食事と食事の間隔が長くなると、胆汁の濃度が高まります。とくに朝食を抜くと、間隔が長時間になるので注意しましょう。
日常生活でもう一つ大切なことは、運動不足の解消です。
運動をすると、善玉コレステロールが増えて体内の不要なコレステロールの回収が進みます。そして、胆汁の流れもよくなるので、結晶化を防ぐことができます。
また、ストレスも発作を誘発する可能性がありますので、ストレスが溜まらないようリラックスしましょう。
コーヒーは胆石症を予防するので、1日1~2杯を飲みながら、ゆっくりした時間を過ごすとよいでしょう。